誰より自由に

出戻りのひとりごと。

◎ 龍太郎離れをします

 今回は森本龍太郎くんのお話をしようと思います。苦手な方や見たくない方もいると思うので、大丈夫な方のみ御閲覧ください。思ったことをそのまま綴るので、乱文乱筆お許しください。




 

 
 その事件が起きる予兆はあった。OVERリリース時に出演したMステで、龍太郎だけ一度もカメラに抜かれなかった。その時は何でだろうと軽く考えてたけど、その数日後に事件が発覚した時、私は頭を鈍器で殴られたような、目の前が真っ暗になるような感覚でした。そして、その翌日のWSで私が見たのは「Hey!Say!JUMPの森本龍太郎さんの喫煙が発覚して無期限停止の処分となりました」という15秒程度の原稿を読まれただけのニュース。世間ではたった15秒のニュースでも、それは多くの人に影響を与えます。法を犯すことは犯罪であって、決してやってはいけないこと。だから、無期限停止は妥当な処分。自業自得だよ。
 
 

 ……そう思い込むしかなかった。龍太郎くんより若い私でも、何となく無期限停止の意味を理解していました。戻ってこない可能性の方が高い。もう10人のJUMPは見られない。最年少がいなくなる。子供だった私は、そんな耐え難い現実を受け入れるために、ただ龍太郎を責めることしかできなかったのです。


 そもそも龍太郎がアイドルに執着しているように感じたことはありませんでした。明確な目標も聞いたことはないし、Jr.に入って推されて、デビューしなきゃと気持ちが焦ったのかなあとも思ったこともありました。


 でも龍太郎は、確かにJUMPの一員なんです。年もキャリアもバラバラで、突然寄せ集めのような形で集められた彼らは、肩身の狭い思いをした、たくさん辛い思いをした、そんなグループの一員。まして最年少の龍太郎くんなんてまだ16歳。責任なんて背負える年齢じゃないじゃん。芸能界という世界で、まだまだ子供な彼は周りからの圧力もあったはず。それなのに、ずっといい子でいましたなんて、そんなわけないじゃん。失敗したって、仕方ないじゃん。こんなに可能性を秘めた一人の人間を、ここで終わらせたくない。悔しい、悔しい、悔しい。これが私の本音でした。
 
 でも、社会は、世間は、本音じゃない。理性なんです。そんなこといくら私が思ったって、ファンが署名活動をしたって、彼らが戻ってきてと叫んだって、許されることではないのです。
 

 私は10人のJUMPが大好きでした。「十人十色」という言葉を使うJUMPが大好きでした。センターを作らないフォーメーションが大好きでした。龍太郎のいるラジオが大好きでした。裕翔くんが一歩前で山森が後ろで踊るしなやかなダンスが大好きでした。同期同士で、互い高めあって競い合って一生懸命踊っていた二人のシンメが大好きでした。生意気でツンツンしてたけど、ファンからもメンバーからもたくさん愛されていた龍太郎が大好きでした。

 そんな龍太郎を思い出しては、過去の映像を見たり、JUMPに大きなお仕事が決まると、ここに龍太郎がいたら、と考えてしまいます。それほど彼の存在は大きなものでした。

 私はツイプロに「数字にこだわる人は苦手だ」とか書いておきながら、自分が一番気にしているのかもしれないと最近思っていました。でも、今日の龍太郎のブログを読んで、前に進まなければ、JUMPのためにも、龍太郎のためにもならないと思ったので、気持ちの整理をつけるためにこのエントリを書きました。
 

 でも、もう大丈夫。JUMPは寄せ集めのような集団から、全員が固く結ばれたどこよりも結束の強い最強のグループに変わったから。もう彼らは自分たちの居場所を作ることができたから。私も、9人の彼らについていく覚悟ができたから。

だから、龍太郎は龍太郎の道を進んでください。JUMPはもう大丈夫だよ。それぞれ進む道は変わったけれど、JUMPも龍太郎も、きっと同じ方角を目指して歩いて行くから。


雨が降っても、嵐が来ても、でこぼこな道でも、真っ直ぐ歩いていけるように。

私は彼らの追い風になれるように。




今日、龍太郎とさようなら。